株式会社ストライプインターナショナル(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:石川康晴)は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)※」に本格的に取り組むにあたり、SDGs推進室を発足させました。
当社は2019年度の経営戦略のひとつとして、SDGsを掲げております。これまで力を入れてきた縫製工場への人権デューデリジェンスや動物の毛皮などを使用しないものづくり、AIを活用した最適生産量を維持する仕組みや目標廃棄率0.2%に向けた取り組み、オーガニックコットン等、地球環境に配慮した素材の商品を企画しております。
また主力ブランドearth music&ecologyでは洋服の生産工場にフォーカスし「エシカル」をテーマにした新CMを公開。アパレル業界が直面している地球環境への影響や生産現場の労働環境問題・人権問題に誠実な姿勢で向き合っています。
この度SDGs推進室を発足させ、アドバイザーにCSR/SDGsコンサルタントの笹谷秀光氏を迎えました。
当社は社会にとっての価値と企業にとっての価値を両立させ、持続可能な世界の実現に貢献するため、様々な取り組みを加速してまいります。
■「SDGs推進室」を発足
SDGsへの取り組み加速のため、組織体制を新たにしました。部署を横断し、全社プロジェクトとして臨んでまいります。
《SDGs推進室発足にあたり》
持続可能性への革新的な対応が求められる時代、当社のキーワードは「AIと地方」です。
アパレルを基軸としたビジネスにおいて、AIを活用し廃棄率をコントロールすること、創業以来大切にしてきた地方創生をさらに充実させること、これらを重点的に取り組んでまいります。
SDGsの観点で行う社会貢献が企業価値を高めることにもつながると期待しています。
SDGs推進室室長 二宮 朋子
■外部アドバイザリーに笹谷秀光氏を起用
SDGs推進を加速させるにあたり、CSR/SDGsコンサルタントの笹谷秀光氏をアドバイザーとして起用。
同氏は農林水産省を退官後、伊藤園でCSR/SDGsの担当役員を務め、3月6日、7日に開催される「サステナブル・ブランド国際会議(SB国際会議)2019東京」では世界のビジネスリーダーに対しSDGs経営に関する効果的な発信をするセッションのファシリテーターや同時開催の「未来まちづくりフォーラム」の実行委員長をされています。SDGsについて豊富な知見と経験をもつ同氏のもと、当社は社会課題の解決と事業戦略の統合を目指します。
笹谷 秀光(ささや ひでみつ)氏
CSR/SDGsコンサルタント
東京大学法学部卒。1977年農林省入省。
2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。
同年伊藤園入社、2010-2014年取締役、2014-2018年常務執行役員、2018年5月より株式会社伊藤園顧問。
著書『経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)ほか
<笹谷氏 コメント>
激動の世界の中で、持続可能な社会づくりが求められています。そのため、持続可能性に関する世界共通言語であるSDGsを「自分ごと化」して新たな価値を創造する企業経営が求められます。
ストライプインターナショナルグループには、AIなどの最新技術を活用した「持続可能な生産と消費」や「住み続けられるまちづくりへの貢献」「次世代育成・女性活躍」などの強みがあります。今回の体制強化により、このSDGsになじむ強みを磨き、世界に誇れる「SDGs先進モデル」をつくり上げていきましょう。
■SDGs推進宣言の動画を公開
社内外でのSDGs啓発に向け、オリジナルの動画を製作しました。
研修等を通じ、従業員教育にもつなげることで、全社的な推進につなげるねらいです。
(動画URL https://youtu.be/I5clwhU7zpc )
※SDGs
Sustainable Development Goals:持続可能性(サステナビリティ)の新たな世界標準。
2015年国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で掲げられた世界全体の経済・社会・環境のあり方についての17目標169ターゲットからなる。